お正月だったので、牛乳パックで羽子板を作って遊びました。
羽子板とは
最近では羽子板を見かける機会が減ってしまいましたが、以下のように羽子板は遊ぶものと飾るものがあります。
・お正月に羽子板で羽根つきをして遊ぶ。厄災除けの意味がある。
・女の子が生まれたら羽子板を贈る。無病息災のお守り。
室町時代、宮中の貴族たちの遊びである「毬杖(ぎっちょう)」が羽子板遊びのもとになっているそうです。先端がヘラのようになった杖で毬を打ち合うもので、中国から伝わった遊びと一体化して毬が羽にかわったのだとか。
当時の宮中の様子が記録された「看聞日記」には、お正月に羽根つきをしていたことが書かれているそうです。羽子板で羽根をつくことで「邪気をはね(羽根)除ける」という厄除けの意味があり、羽子板に描かれる絵柄は「松竹梅」や邪気除けものが多かったそうです。また、羽根は、病気を運ぶとんぼの姿に似ているのでそれを打つことで1年の厄を払いのける意味があり、打ち損ねたときに顔に墨を塗るのも魔よけのおまじないの意味になります。
遊びの道具としてだけでなく、お正月に女子の健やかな成長を願って羽子板を飾るようになったのも室町時代で、足利将軍が宮中に羽子板を贈った記録もあるそうです。
貴族や武士の間で男の子が生まれたら破魔矢と弓を、女の子が生まれたら羽子板を贈るようになり、江戸時代にはいると庶民の間にも広がっていったようです。
作る
材料
・牛乳パック 1本と半分
・割りばし 1膳と半分
・両面テープ
・クリアテープ
・カラービニールテープ
作り方
①牛乳パックを切る。
重なっている部分が端にくるように切るのがおすすめです。
写真では右から2番目くらいに来てしまっていますね…
②持ち手をつくる。
牛乳パック半分を四つ折りにし、中に割りばしを入れます。
ビニールテープをぐるぐる巻きつけて持ち手にします。
③羽子板部分を作る。
淵に沿って、両面テープで割りばしをはりつけます。淵ぎりぎりにつけると張り合わせるときに邪魔になるので、少し淵から離すようにしましょう。最後に、持ち手と割りばしをずれないようにクリアテープでしっかりととめます。
④羽子板を重ねて仕上げをする。
半分に折り、周りをぐるりとカラービニールテープでとめます。
はがれてくるのを防ぐため、上からクリアテープで保護しましょう。
私の手書きですが、作り方の参考にしてください。
遊ぶ
早速遊んでみました。風船の大きさを変えたり、中に物を入れることで難易度がかわり、子どもだけでなく大人でもかなり楽しめました。
我が家は4人家族なので、シングルでの個人戦、ペアを組んでのチーム戦の両方で白熱したバトルを繰り広げました。個人戦での優勝者は、わたくし「なると」でした。
①風船のみ
・大きい風船
かなりゆっくり落ちるので、小さな子どもにおすすめ。
・小さい風船
ちいさくなるほど落ちる速度が速くなるので小学生低学年向け。
②風船の中に物をいれる
・水 → 割れると大惨事。入れすぎると重くなる。
・小麦粉 → 中に入れるのが大変。アレルギーに配慮を。
・お米 → 中に入れやすく適度な重さ。打つたびに音が良い音が。
・ビーズ → ペットがいると割れたときに食べてしまい危険。
総合的に見て、お米が一番良いと思われました。大きさと中に入れるものを組み合わせて自分にあったボールを作って楽しんでみてください。
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